YAMABIKO

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ゆるふわ登山マンによる登山&ギア情報ブログ。主に関東近郊の登山情報やギアのレビューをお届けします。

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浅間山の展望台、浅間隠山

2019年3月9日(土) 晴れ

 

 

元旦の初日の出登山から2ヶ月。そろそろ山に登りたい、でも久しぶりだしサクッと行ってきたい・・・。

ということで、今回は近場の浅間隠山に登ってきました。コースタイムは往復で3時間弱ということで、ウォーミングアップにはちょうど良さそうです。

 

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群馬県東吾妻町長野原町に位置する浅間隠山は標高1,757m日本二百名山の一つにも選ばれています。二度上峠から登る最短コースなら1時間半程度で山頂に達することができるため、年配者や子供連れにもおすすめとされています。

 

登山口1,353m 山頂1,757m【標高差】404m

 

〜僕らのコースタイム2時間25分(休憩抜き)〜
二度上峠登山口(9:30)→北軽井沢分岐(10:10)→浅間隠山(11:00)
浅間隠山(12:15)→北軽井沢分岐(12:45)→二度上峠登山口(13:10)

 

登山口は県道54号線の二度上峠にあります。駐車場が整備されており、5,6台は駐車できそうでした。この日は自分の他に3台ほど停まっておりました。

また、駐車場にはトイレが設置されているとの情報がありましたが、この日はありませんでした。どうやら日によるようです。登山道にも設置されていませんので、済ませておきましょう。

 

そうそう、登山口までの道のりですがこの季節は路面状況に十分注意してください。標高がそこそこあり、日当たりが悪いため、凍結しやすいとのことです。中之条土木事務所が路面状況を毎日更新しており、ライブカメラも設置しているのでお出かけの際にはぜひ確認してみてください。

 

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平日に家を出るのと同じ、ゆったり8時出発。登山口に到着したのが9時30分でした。

看板には(川浦富士)の表記。遠くから見た時に、その整った山容からそう呼ばれているようです。

 

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登山道は凍った道の上に雪が積もった状態です。3日前に雪が降ったので積雪は20cmくらいでしょうか。全行程、チェーンスパイクや軽アイゼンを装着して登りました。いい感じにスノーハイクが楽しめそう。

 

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10時10分、北軽沢方面との分岐に到着。

ここまで急な登りはほとんどありません。先行者に感謝しながらサクサク登っていきます。

 

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行程の中盤。ジグザグルートと急坂ルートの分岐が出現しました。

強者ラインと聞いて引くわけにはいかねえ!!ということで迷わず急坂ルートを選択。

ちなみに序盤に比べて登りが続くので、まぁまぁしんどかったです(笑)

 

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11時、浅間隠山山頂に到着!評判通り展望よし!

こんなに手軽に360度の大パノラマが望めるとは。特筆すべきは浅間山の眺めの良さ。まさに浅間山を眺めるための展望台かのようでした。

 

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山肌までくっきり見えます。今日あたりたくさんの人が登ってるんじゃないでしょうか。

 

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山頂はそこそこの広さがあります。ほとんど貸し切り状態でした。ここで昼食タイムとします。

 

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いつもは菓子パンやおにぎりで済ませるのですが、今日はパスタを茹でるぞい。

 

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色々工程はありますが、完成したのがこちら。カルボナーラです。美味。

 

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それにしても眺めが良いです。群馬の山は大体見えるんじゃないでしょうか。写真は谷川岳方面。

 

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そして妙義山方向。ギザギザが特徴的。

 

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そろそろ下山するか〜と重い腰を上げたのが12時15分。結局1時間15分も山頂におりました。

苦労した急坂も下りはジグザグルートを使って難なく通過。途中から花粉症の症状に苦しめられましたが(笑)、1時間もかからずに下山完了です。

ゆっくり歩いても2時間程度で登頂でき、しかも頂上からは絶景が楽しめます。雪山の入門コースとしてもオススメできると思います。

 

帰りには倉渕町の「相間川温泉 ふれあい館」に寄りました。一般料金は510円、高崎市民なら310円と良心的お値段。茶褐色で少しとろみのあるような湯ざわりが特徴的でした。

住所:群馬県高崎市倉渕町水沼2930番

赤城山(鍋割山)から、明けましておめでとうございます!

2019年1月1日(火)元旦  雪/晴れ

 

 

新年、明けましておめでとうございます。

さて、山に登ってはちまちま書いていた当ブログも設立から9ヶ月が経過しました。当初は個人的な山行記録として書いていましたが、どうせ書くなら他の人にも見てもらおうと方針転換し、ちょっぴり人の目を意識して書くようになりました。

読んでくれている方がいると信じて、2019年もひっそりと続けていきますので、どうぞ宜しくお願いします。

 

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2019年の1発目は初日の出を拝みに「鍋割山」に登ってきました。鍋割山という名前の山はいくつもありますが、今回は群馬県にある赤城山南西部の山。短い距離と標高差で関東平野南アルプス、富士山を一望できます。ちなみに鍋割山の初日の出登山は今回で4回目です。

 

登山口1,020m  山頂1,332m【標高差】312m

〜僕らのコースタイム2時間15分(休憩抜き)〜

姫百合駐車場(5:00)→荒山高原(5:30)→鍋割山(6:15)

鍋割山(7:00)→荒山高原(7:40)→姫百合駐車場(8:00)

 

晦日はいつものように紅白を見て、ゆく年くる年で年越し、その後に幼馴染と近所の神社に行きました。もう10数年ずっと同じ過ごし方をしていますが、自分にとってはコレが至高だと思っています。

話は逸れましたが、初詣のあと3時間ほど睡眠。4時に家を出発しました。

 

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こちらは下山後の写真ですが、駐車場手前2,3kmは路面が凍結していました。路肩に刺さっている車もいましたので、チェーンや冬用タイヤは必須かと思われます。

 

4時50分、駐車場到着。気温は−5度で、雪が舞っておりました。

ヘッドライトをつけて5時に出発!今回は1時間ちょっとで到着するイージーな行程です。

 

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5時30分、荒山高原に到着。ここまでは暗ーい雪道だけなので写真はありません(笑)

年末の寒波の影響なのか、例年に比べて雪が多かったような気がします。チェーンスパイクを履いてきて正解でした。

 

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荒山高原から山頂までは、関東平野を眺めながらの稜線歩きです。

やっぱり年明けなので、起きている人も多いんですかね。夜景が綺麗でした。

 

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6時15分、鍋割山山頂に到着しました。

日の出が6時50分くらいなので極寒の中、30分ほど待機します。寒い・・・。

 

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山頂には人がたくさん。ざっと100人以上はいたんじゃないでしょうか。年々増えていっている気がします。確かにお手軽に登れて眺望も良いですからね〜。

 

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この日は富士山もくっきり。

 

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6時50分、御来光🌅

2019年の素晴らしいスタートを切ることができたと思います。

 

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筑波山と日の出。

 

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すると、どこからともなく「バンザーイ」の声がして山頂の人たち全員で万歳三唱。
鍋割山山頂では毎年恒例となっています。来年は音頭を取ってやろうかと思っています(笑)

 

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大きく見える浅間山。噴火警戒レベルも下がったので今年は前掛山にも登りたいです。

7時、下山開始。放射冷却によりめちゃくちゃ寒いので、日の出を拝んだらササっと退却します。

 

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お気に入りの一枚。

 

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荒山方面。せっかくの地元の山なので、赤城山周回登山もそのうちしてみたいと思います。

 

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稜線をいく同行者2名。今年も色々な山に登りましょう。

 

8時、姫百合駐車場到着。下りは1時間ほどで戻ってきました。

雪や凍結で滑りやすくなっている箇所を除けば特に危険箇所はありません。初日の出は毎年賑わってますので、道迷いの危険性もないでしょう。

手軽に登れて展望も良いので、群馬県で初日の出を見るにはオススメのスポットです。

 

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帰りは渋川市の「北橘温泉 ばんどうの湯」に寄って帰りました。

こちらも毎年必ず立ち寄る温泉。料金も300円と安いうえに泉質も良い感じです。

住所:群馬県渋川市北橘町下箱田605-5

 

 

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最後に今回持っていったもので非常に役立った商品を紹介しておきます。

mont-bellさんの「アルパインサーモボトル」です。冬山での使用を想定した高性能魔法瓶ではTHERMOSさんの「山専ボトル」が有名ですが、こちらも性能面では全くを引けを取っておりません。今回、山頂での日の出の待ち時間を予想して、こちらのボトルにコーヒーを淹れていったのですが、3時間後の山頂では熱々、6時間以上経過してもちょうど良い温度と、非常に高い保温力を発揮してくれました。真冬は勿論ですが、暑い時期でも冷えた飲み物を持っていけるので重宝するかと思います。

モンベル | オンラインショップ | アルパイン サーモボトル 0.9L

日本のヨセミテ?瑞牆山ー奇岩と変化に富んだコースー

2018年11月24日(土) 晴れ

 

 

登山雑誌や登山ブログで初心者向けのオススメの山としてしばしば取り上げられ、賞賛を受ける山。それが今回登った「瑞牆山」です。

奇岩を湛えたその山は標高が2,230mあり、奥秩父の西端に位置しています。そんな瑞牆山、「夏山装備で登れて、そこそこ標高がある山」ということで選出しましたが、オススメされることも納得の面白山でした!

 

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人気山ということで朝5時30分に出発。

中部横断自動車道を駆け抜けて2時間ちょっとで、登山口となる瑞牆山に到着しました。

 

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山荘前の駐車場はほぼ満車!やっぱり人気があるんですね。

なんとかスペースを見つけて駐車し、−3度の外気に凍えながらせかせかと準備をしました。

 

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7時55分、登山口から出発。最初は落ち葉で埋もれた登山道を歩きます。

瑞牆山頂まで2時間50分。標識にもある通り、金峰山の登山口でもあります。

 

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8時15分、目指す瑞牆山が見えてきました。

近いような遠いような・・・目標を定めて、ひとまず山頂直下まで移動します。

 

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8時30分、富士見平に到着。ここで小休止。

富士見平小屋では食事を提供しているようで、美味しそうなメニューに惹かれました。

 

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富士見平は金峰山との分岐になっているため、ここにテントを張って1泊2日で二山を踏破することができます。

金峰山には来年あたり、別の登山口から登ってみたいと思います。

 

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8時55分、桃太郎岩。ばっくり割れているのでとりあえず挟まれてみました。

ちなみに瑞牆山の巨岩たちは全て、写真のようにか細い木の枝で支えられています(笑)

 

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桃太郎岩の先の階段から瑞牆山の山体を登って行きます。

ここからは鎖やハシゴが設置された岩の登りがちょくちょく登場。天然のアスレチックみたいで面白いです。

 

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9時40分、瑞牆山のシンボル的存在、「大ヤスリ岩」に到着。

ツルツルに磨かれたような岩ですが、クライミング技術があればてっぺんまで行くことができるそうです。

ここから山頂までは30分弱、凍結している箇所もあったので気をつけて進みます。念のため、チェーンスパイクを持ってきましたが着用するほどではなかったです。避けて通れば大丈夫。

 

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10時5分、瑞牆山山頂に到着!

最高の天気で富士山がよく見える!

ここまでの行程ではほとんどなかった展望が一気にドーンとひらけました。

 

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山頂では多くの登山者が休んでおりました。八ヶ岳方面もよく見えます。来年は赤岳登るぞ!

 

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ちょっと足を投げ出してみる。やや高度感があるので高所恐怖症の人はダメかもしれないです。

 

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大ヤスリ岩と南アルプスの山々。関東近郊の山々が一挙に見渡せるこの山頂の眺望は一級品と言っていいでしょう。

 

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こちらはお隣の金峰山。山頂にちょこんと出ているのがおそらく「五丈岩」。

 

10時45分、下山開始。

昼食休憩がてら、山頂には40分くらいはいたかと思います。存分に楽しむことができました。

下りも同じ道を使って帰ります。駐車場についたのは12時15分頃でした。

 

下山したら恒例の温泉タイム。山梨県増富温泉に立ち寄りました。

こちらの温泉の特徴ですが、とにかくぬるい!(笑)その分ずーっと入ってられるんですけどね。温度ごとに湯船が分かれているんですが、一番熱いところ(それでも37,8度)に人が集まってました。地元のおじいちゃんと山梨県の良さをひとしきり話してました。

 

さて瑞牆山に登った感想ですが、一言で言うなれば「山の良さが凝縮された山」でした。

コースタイムは短めですが、急な登りもあるためそこそこ登った感を味わうことができます。登山道は森林とクサリやハシゴのある岩場などバリエーションがあり、そして待ち受ける頂上の大展望、とドラマチックな展開も魅力的です。

これから「オススメの山は?」と聞かれたら迷わず「瑞牆山!」と答えることでしょう(笑)

色づきはじめの西沢渓谷へ

2018年10月20日(土) 晴れ/曇り

 

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2018年2回目の登山・スキー部の活動として、山梨県西沢渓谷に行ってきました。

晴れたり曇ったりの空模様でしたが、それでも楽しめるのが渓谷の良いところ。紅葉の具合はまだまだこれから、といったところでしたが、迫力満点の滝巡りと紅葉狩りを楽しむことができました。

 

会社から車を走らせること2時間。7時30分頃、市営駐車場に到着しました。駐車場は50〜60台停められるようですが、ほとんどが埋まっている状態。紅葉真っ盛りの時期は混雑するため、道の駅「みとみ」に駐車することをオススメします。

 

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7時45分、入り口ではキツネさんがお出迎え。一周約4時間弱のコースタイムで、渓谷道は原則一方通行となっています。

 

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8時15分、甲武信ヶ岳の登山ルートはいくつもありますが、そのうちの一つ「徳ちゃん新道」。まだ登ったことがないのでそのうち登りに行きたい。

 

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今は廃業となっている「西沢山荘」。

 

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ここから一番の見どころ「七ツ釜五段の滝」まで約80分。今日はきつい登りがあるわけでもなく、ほとんど平坦な道なので、みんなで談笑しつつゆっくり歩きます。

 

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キツネさんの教訓。今のところ登山で怪我をしたことはないですが、常に気をつけていたいですね。

 

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約20mの二俣吊り橋。思いのほか揺れます((((;゚Д゚)))))

 

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吊り橋から見えるこの山は「鶏冠山」というらしい。なかなかハードな山容をしている・・・。どうやら熟達者以外立ち入り禁止のバリエーションルートのようです。

 

 

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ほどなくして本日最初の滝らしい滝に到着。

写真におさめていないですが、西沢渓谷の主要な滝には足場と柵のビュースポットが設置されています。この滝も見どころのようで、たくさんの人が集まっていました。

 

ちなみにこの場所で某人気登山ブロガーさんと偶然お会いしまして、ご挨拶させていただきました。嬉しかったなあ。

 

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どの滝も水量が豊富で迫力があります。

 

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渓流沿いを歩けるのでとても楽しい。

この日もそうでしたが、雨が降ったあとは滑るので注意が必要です。

 

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人気スポットということもあって、登山道は非常によく整備されています。ですが、写真のような歩きにくい道や濡れてしまいそうな箇所もあるので、スニーカーや革靴は避けたほうがよいです。

 

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天然のウォータースライダー的な。

 

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水辺に超接近。めちゃくちゃ冷たいです。

 

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9時40分、本日のハイライト「七ツ釜五段の滝」に到着。

写真では伝わりにくいですが、実物はかなりのスケール感です。連なる滝壺のひとつひとつが巨大で迫力があります。是非そのサイズ感を見てほしい・・・。

 

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滝の上部はこんな感じ。

五段の滝を過ぎると急に登山っぽい登り。そこを過ぎると西沢渓谷の終点に到着。

小休止をとって下山開始です。

 

ここから先は渓谷沿いではなく、ほとんど傾斜のない林道歩きになります。

 

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この林道には「旧森林軌道」というトロッコ跡があり、昭和43年までこの一帯で木材搬出に利用されていたようです。(看板情報)

 

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4kmほど、歩きやすい林道を進むと西沢渓谷の入り口に戻ってきます。

駐車場に戻ってきたのが11時30分だったので大体コースタイム通りです。

今回はしんどい山歩きはやめて気楽にいこう!という主旨だったのですが、その通り要望に応えてくれた素晴らしい景勝地でした。

今回紅葉は始まりかけぐらいでしたが、次回は新緑の季節や最も色付いているタイミングで訪れたいと思いました。

いざ、登山者憧れの槍ヶ岳へ! 2日目

2018年10月8-9日(月-火)晴れ

 

 

〜2日目〜

 

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5時。当初のスケジュールを変更して早めの起床。山荘で朝食をいただいてから、山頂を極めます。2日目も天気は大丈夫そうです。

 

 

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5時55分、岩場の取り付きに到着。

山頂まではスムーズにいけば30分もかかりませんが、混雑期には渋滞で2時間近くかかることもあるそうです。この日は平日ということもあり、自分のペースで登ることができました。

 

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アルプス一万尺の歌詞にある小槍とはコイツのこと。登るためにはロッククライミングの技術が必要なうえ、頂上も狭いので「小槍の上でアルペン踊りを踊る」ことはほぼ不可能でしょう。

 

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目印に従って登って行きます。

傾斜はキツいですが、補助の足場や鎖がかなりしっかりしているので安心感があります。

 

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中間地点あたりから見下ろした槍ヶ岳山荘。朝焼けと雲海がきれい。

 

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最後に2つの垂直ハシゴを登りきれば・・・

 

 

 

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6時15分、ついに槍ヶ岳登頂!

 

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山頂からの朝日。

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通称「影槍」。三角すぎませんか。

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山に射す光がきれい。

 

ここまで登ってきて良かったな〜と思える景色が広がっていました。

登山でよく言われる「達成感」って特に感じたことなかったんです。だけど今回、今までで最長距離・時間ってこともあって、登り切った瞬間はやったぞー!って感情が溢れていました。

 

 

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山頂の景色を満喫したら下山です。最後まで気を抜かずに慎重に下って行きます。

 

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ほどなくして槍の穂先から帰還。高所がダメな人はきついかもしれませんが、三点確保で慎重に進めば誰でも登れると思われます。

それから登るときはヘルメットを着用しましょう。僕が登っている時も小石が落ちてきたので、あったほうが間違いなく良いです。槍ヶ岳山荘で1回500円でレンタルできます。

 

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7時15分。

さらば槍ヶ岳、またいつか。

 

準備を整えたら下山開始。登りのスロースピードは何だったかのかと思うほど、下りはグングン高度を下げて行きます。

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8時20分、あっという間に千丈沢乗越分岐に到着。

 

一度ルートを間違えそうになるハプニングがありましたが、その後も一定のペースを保って進んで行きます。

今日で小屋仕舞いになる槍平小屋で大休止。滝谷出合もビビりながら突破。

 

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めちゃくちゃ飛びますが、11時30分白出沢。ここからは平坦な長い林道をさっさか歩きます。

 

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そして13時。新穂高登山指導センターに戻ってきました。

さてここからは最低限の荷物だけ持って、自分一人で鍋平駐車場に車を取りに行くことにしました。30分程の道のりなんですが、ここにきての登りが一番キツかった(笑)ここを北アルプス三大急登に認定します。

最後に新穂高登山センターの奥に見える「奥飛騨の湯」で汗を流して帰路につきました。

 

はじめての槍ヶ岳は控えめに言って、サイコーの山でした。思い出に残る山行となりました。

 

最後に参考として、「槍平ルート」について記載しておきます。

1日目の記事でも触れましたが、この「槍平ルート」は上高地からの「槍沢ルート」に比べ、時間も距離も短縮できます。景色は槍沢ルートに軍配が上がるようですが、こちらは人も少ないためペースを作りやすいですし、マイカーで登山口まで行けるためアクセスも容易です。1泊2日の行程であれば優秀なルートと言えると思います。