苗場山 ー金色の草原が広がる山頂へー
2017年10月1日(土)晴れ
苗場山は新潟県南部、上信越高原国立公園にある標高2,145mの山。
日本百名山にも選定されており、なんと言ってもその特異な山容と山頂に広がる高層湿原が注目されている。
ちなみに、「苗場」と言えばスキー場やフェスで有名だが、実は今回の苗場山とは全く関係ないのである・・・。
苗場山のにはいくつか登山道があるのだが、今回は一番メジャーと思われる「祓川コース」で山頂を目指す。
登山道入り口となっている「かぐらスキー場町営駐車場」に車を停め、登山道入り口に到着したのが朝7時20分。
写真右側が入り口なのだが、泥濘みがちな土道となっており、非常に歩きづらい。この入り口を通り過ぎると和田小屋まで続く車道が見えるので、そちらをオススメしたい。
20分程で和田小屋に到着。ここでポストに登山届けを提出して改めて出発。
最初はかぐらスキー場のゲレンデの脇を歩いていく。道のところどころに水溜りができているので注意しながら進む。
和田小屋から歩くこと1時間15分。中ノ芝に到着。これまでは木々の中の道だったが、ここで一気に視界が開けた。開けた展望とこの時期ならではの紅葉がとてもきれい。
登山道は途中から木道に変わり、ところどころ写真のようなベンチが設置されている。ここで10分程の小休止を挟み、再び出発した。それにしても良く整備された登山道、新潟県の力の入れようが窺える。
そこから45分ほどで神楽ヶ峰に到着。標高的には1,900mともうすぐ山頂なのに、8合目の表記。コースタイムとしてはここから1時間弱・・・。つまり一旦下って再び登るというルートなのである。
本命の苗場山が現れた。大きな山体。山頂直下は急登に見える。
やはり、がっつり下って登りなおしのようだ。
山頂へと伸びる稜線を歩いていく。苗場山手前の登りに差し掛かるまでは展望の良い尾根道。
その後は階段を交えた急坂を登る。階段は登りやすいようで疲れるので苦手だ。
踏ん張ってこれを登りきると・・・
突然視界が開けて山頂の湿地帯が登場!
こんなに広い山頂は見たことないので感動的。広大な山頂には写真のような池(池塘というらしい)が無数に点在している。
草紅葉に敷かれた木道。遠くに見える木々や池塘がどこかジオラマのように見える。
11時ちょうどに山頂到着。山小屋のすぐ隣にある。
山頂のすぐ近くには広いベンチがあり、登山者がたくさん。そこで1時間程昼休憩。
前日に某100円ショップで買ったボトル。インスタ映えである。
それにしても良い景色。時間があったら山頂を散策したかった。山頂に一泊するプランなら見て回れるんだろうなぁ。景色を目に焼き付けて帰路へ。
途中、苗場山唯一の水場「雷清水」に立ち寄る。飲んでみたが冷えていて美味しかった。
神楽ヶ峰まで戻ると時刻は既に13時頃だったが、年配の方が続々と登ってくる。どうやら山頂の山小屋に泊まるようだ。
天気が悪くなることもなく、危険箇所があるわけでもなく、のんびり下山できた。
写真は上ノ芝付近だっただろうか、ここから2時間弱で駐車場まで戻ってこれた。
到着は3時30分、往復で8時間くらいだろうか。登りごたえもそこそこあって、良い山だっと思う。
帰りは「道の駅みつまた」の温泉に入り、無事帰宅。
今回は新しく買った登山靴のテストの意味合いもあったのだが、特に靴擦れなどもなく快適だった。Wild-1の店員さんに「足の形にも合っている」と言われたのは本当だったんだな、と。