【ミレー】小型のザックを買ったお話【パルス22】
山に登る予定もないのに、装備は大体揃ったはずなのに、アウトドアショップには行ってしまう…。めぼしいモノを見つけては夏山への夢を膨らませる…。山ギアの魅力は凄まじいと感じる今日この頃。
今回はシーズンに向けて小型のザックを導入しようということで、購入までの経緯とザックのレビューをしたいと思います。
1.小さめザックの必要性
僕はザックを1つしか持っていません。オスプレイのケストレル38。夏であろうと冬であろうと、そして日帰りだろうと山小屋泊だろうと、常にこいつを背負って登っています。コスパや機能性も高く、お気に入りのザックです。
特に不満もなく使っていたんですか、ある日気づいたんです。日帰りで38Lは大きすぎないか?と。
特に夏山だと荷物が少ないので中身はスッカスカ。パッキングの下手さも相まってバランスも悪い。試しにアタックザックを日帰りで運用してみるも、腰ベルトがないしペラペラすぎてダメ・・・!
・・・新しいザック買うか。20〜25Lくらいの。
2.候補
小型のバックパックなんて星の数ほどあります。こういう時はまず見た目でいくつかピックアップしてしまいます。使いやすさとか自分にフィットするかは勿論だけど、ギアにおける見た目って結構重要だと思うんですよね。モチベーション上がるじゃないですか。
◆ THULE Capstone 22
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THULE(スーリー)といえば自動車用のキャリアなどでお馴染みのブランド。日本のアウトドア界隈ではまだそこまで知られていないブランドではありますが、丁寧な作りとデザイン性で高い評価を得ています。このCapstone(キャップストーン)も基本的な機能を備えながらも、大変シンプルかつ洗練されたフォルムでかっこいい。
◆ Osprey Talon 22
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慣れ親しんだ、Osplay(オスプレー)の軽量バックパック。お馴染みの洗濯板みたいなパネルとストック脇差スタイル“ストウオンゴー”。フィット感もなかなかよく、ケストレル38の弟分的な立ち位置での使用もいいかもしれない。
その他にもいくつも候補がありました。
3.MILLET Pulse 22
悩みに悩んだ結果、タイトルにもある通り、MILLET(ミレー)のザックをお買い上げ。
・素材:ナイロンとポリエステル
・容量:22L
・重量:585g(めちゃめちゃ軽くない?)
・上部の方が広くなっている特徴的なフォルム
やっぱり黒いザックはカッコいい。スリムなシルエットが刺さりましたね。
見た目のことばっかりでジャケ買いじゃないかと思われそうですが、そんなことはないですよ!
メインザック、ケストレル38と比較。
並べてみると一回り小さいですね。
メインの収納スペースは上部についたファスナーで開閉できます。
見ての通り、ベローンと結構下の方まで開いてくれるので、収納はしやすい。
サブのポケットは残念ながら小さい。貴重品と行動食を入れるくらいのサイズです。
腰ベルトのポケットは右側だけ。5.8インチのスマートフォンが入る大きさ。
もちろん両サイドにはボトル用のサイドポケットがあります。伸縮性がよく、広口で太めのボトルも入りました。
4.パッキングしてみる
・水1.5リットル
・食料(行動食含む)
・レインウェア上下
・ヘッドライト、手袋などの小物
・貴重品
・フリース(他のものに代替可)
写真には写ってませんが、カメラとトレッキングポールも持っていきます。
並べていて入るのか不安になりましたが、大体こんな感じでしょう。
収納完了。上記の荷物を入れてもまだ少し余裕がありました。22Lといっても意外と入るもんですね。前面のコード部分は何に使うかと言いますと、マットだったり濡れたモノだったりを括り付けることができます。荷物が少ない時は絞ることによってコンプレッションをかけ、安定性が向上させる、という役割があります。
ちなみにトレッキングポールの収納は公式の方法です。イカす。
5.実際に山で使ってみた感想
冬の浅間隠山で実際に背負ってきました。夏山想定で導入してますが、3時間にも満たない行程であれば、荷物も少なくて済みます。
背負ってみるとこんな感じ。(見にくいですね)
感想としてはまず、スペック通り非常に軽いです。そして次に高い通気性。この日は気温が高かったため樹林帯歩きは暑かったのですが、それでもムレなど不快感を感じることはありませんでした。
一度使用しただけではありますが、特に欠点は見当たりませんでした。22Lといっても案外収納できるもので、軽い登山くらいなら十分な容量だと思います。
あえて不安な点をあげるとすれば、耐久性でしょうか。これだけの軽さですから、堅牢さより軽快さを重視する、どちらかというとファストパッキング向きの性能だと言えると思います。
これからのシーズン、大いに活躍してくれるでしょう!
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