花粉に苦しめられた両神山 ー日向大谷からー
2019年4月20日(土) 晴れ
桜の花も散り、暖かい風が吹き始めた今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は以前から登りたかった日本百名山のひとつ、両神山の記録です。自宅から下道でも1時間半程度とアクセスしやすいにも関わらず、今まで登ってなかったんですよね〜
ということで一番メジャーだと思われる日向大谷(ひなたおおや)ルートで登ってきました。
埼玉県の奥秩父にある両神山は標高1,723m。山岳信仰の霊峰であり、登山道にも鳥居や仏像が鎮座しています。ギザギザの山容が特徴的で、八丁峠ルートは鎖場や急な岩場など難所が点在しています。
登山口630m 山頂1,723m 【標高差】1,093m
〜僕らのコースタイム5時間20分〜
日向大谷登山口(7:20)→清滝小屋(9:00)→両神山(10:35)
両神山(11:20)→清滝小屋(12:15)→日向大谷登山口(13:35)
何気に標高差1,100m、距離11kmあります。ゆるゆるハイクしかしていない身体にはやや堪える行程です。
さて、登山口となる両神山荘付近には何箇所か駐車場があります。両神山荘に最も近い駐車場は有料で、駐車料金500円。そこから少し下ったところは無料です。今回はそちらに停めさせていただきました。トイレも設置されているので安心です。
ちなみに登山口までは、民家の間をすり抜けるせっまい道を通りますので運転には十分注意しましょう!
登山届けは両神山荘横のポストに提出できますが、埼玉県はWEBでも提出できますので利用してみてください。登山ポストでモタモタしなくて済むので便利です。
今日は歩き出したら暑くなりそうだな〜ってことで、最初からインナー+半袖Tシャツスタイルでクライムオン!前年比体重13kg増加の僕は以前より耐寒性能が上がっております。
登山口にあるカウンター。ひとり1回押しましょう。
下山した時には7,000くらいになっていたのでこの日は60人以上入山しています。
両神山の登山道ですが、基本的に写真のような細道です。
一部崩れかけている箇所もありましたので滑らないように慎重に進みます。
何度か沢を渡渉する箇所があります。
増水することもあるそうですが、この日は特に問題ありませんでした。
サクサク歩いているとハプニング発生。
樹林帯を折り返しながら登っている時、「パーン」と銃声のような音が聞こえました。
振り返ると、我々の後方50mくらいに落石が発生。5,60cmくらいの石がゴロゴロと転がり、音を立てて割れていきました。幸い人もいなかったので事故にはなりませんでしたが、そういう危険性もあるよなぁと再認識。気を引き締めて登りました。
9時ちょうど、清滝小屋に到着です。
この小屋は現在営業はしていませんが、一部解放されていて避難小屋として利用できます。
ここで10名ほどのマダムハイカーとすれ違いました。聞くと両神山荘に前泊したとのこと。このゆったりペースだと下山するのはもう夕方だよなぁ、なんて心配しつつ山頂を目指します。
ここからは鎖場やハシゴが多くなります。ぐいぐいと標高を上げます。
スリッピーな道が登場。残雪や凍結の情報は常にウォッチしてましたが、陽当たりが悪いところはまだ凍っていますね。チェーンアイゼンは装着しませんでしたが、なるべく避けて慎重に進みます。
両神神社を抜けてしばらく進むと最後の登りに。横目に富士山を見ながら鎖場を突破。
10時35分、両神山の山頂に到着!
結構長かったけど、山ギアについて語っていたらサクサク登れました(笑)
頂上からはなかなかの展望!スッキリ晴れてるって感じではないけど、周囲の山並みを見渡せます。
山頂は混んでいたので、景色を満喫したら少し下ったところにあるベンチで昼食タイム。わかめラーメンが美味い。
さてさて下山ですが、写真がほとんどありません。
というのも、花粉(ヒノキかな?)により鼻の堤防が決壊、クシャミ&鼻水に苦しめられ、写真どころではありませんでした・・・。
早く風呂入って洗い流したい一心で歩みを進め、やっとの思いで登山口に帰還。下りに関してはとてもツラい山行となりました。
両神山荘のわんちゃん。穏やかな陽気の下、気持ちよさそうに寝てました。
念願の温泉は「道の駅・両神温泉 薬師の湯」へ。一般ひとり600円なり。無色透明で一見温泉っぽくないですが、れっきとした温泉です。ジャグジーが疲れをとってくれました。