今年はクマが多い?真夏の至仏山へ
2019年8月12日(土) 晴れ/曇り
今年の夏山シーズンはたくさん登ったる!という意気込みとは裏腹に、梅雨入りにより全く山に登れず、悶々とした日々を過ごすこと早2ヶ月…。
お盆休み突入とともに至仏山に登ってきました!
群馬県の片品村に位置する至仏山は標高2,228m。尾瀬ケ原の西に至仏山、東に燧ケ岳があり、尾瀬のシンボルとなっている名山です。群馬県に住みながらも、初の尾瀬。尾瀬を周遊するのも良さそうでしたが、今回は鳩待峠から山の鼻を経由し、至仏山のピークを目指します。
登山口1,591m→至仏山山頂2,228m
【標高差】637m※ 【距離】10.6km
※鳩待峠→山の鼻で200m弱下るので、山頂までは800m近く登ります
〜僕らのコースタイム 4時間30分(休憩抜き)〜
鳩待峠(8:05)→山の鼻小屋(8:50)→至仏山(11:30)
尾瀬といったらマイカー規制です。この時期の土日は自家用車では鳩待峠まで行けませんので、ここ戸倉に駐車します。規制がかかってない日も、戸倉に停めたほうが無難かと思います。鳩待峠はすぐ満車になるし、駐車場代が高いからコスト的にもあんまり変わらないっていうね(規制日はこちらで確認)
さてこの日は山の日ということもあり、駐車場の心配がありましたが、第二駐車場に駐車することができました。
ここから絶えず出発する乗合タクシーで、登山口のある鳩待峠にレッツゴーです。
《戸倉に駐車》駐車場代1,000円+往復乗車券1,980円=2,980円
《鳩待峠に駐車》駐車場代2,500円
20分程揺られ、鳩待峠に到着〜
同行者youri君がここでモンベルのストックを現地調達予定でしたが、売店が開いてませんでした(笑)
8時5分、気を取り直して出発〜!
ひとまず尾瀬ケ原の入り口である山の鼻へ向かいます。3km程、川沿いの気持ちの良い木道歩き。ウォーミングアップに丁度ヨシッ!
木道にでっかいカタツムリ。そんなとこにいたら踏まれるぞーってことで傍にポイッと。
8時50分、山の鼻のビジターセンターに到着。
ここから至仏山や尾瀬ケ原に分岐しております。ちょっと休憩して至仏山方面へ。
ってあれ・・・?入り口にはトラロープ。
おかしいなー、何だろうなーと思っていると他の登山者が話しかけてくれました。
「先行してたパーティーがクマに遭遇したみたいで、しばらく閉鎖だそうですよー」
うっそだろオイ😂😂😂
聞いたところによると、今年は山の鼻〜至仏山の取り付き付近でクマの目撃情報が多いそうです。
こればっかりは仕方ない、諦めて戻りますか〜と話していると、解除のお知らせ。とりあえずは登山道から離れましたが、近くにいることは確かなので気をつけて入山してください、とのこと…。
悩みましたが他の登山者もゾロゾロ出発しはじめたので我々も登ることにしました。
至仏山の取り付きへ。
もうね、この時点でめちゃくちゃ景色が良いんですよ。ワクワクとソワソワを胸に秘めつつも歩みを進めます。
森林限界を超えたところでのクマ情報はほとんどないってことだったので、柏手を打ちながらいそいそと登りました。
至仏山は森林限界が低く、1,700m前後まで登ると視界が開けてきます。
眼下には尾瀬ケ原、そして向かいには燧ケ岳が見えるので、絶景に背中を押されながら登っていきます。
終わりがけのニッコウキスゲがきれい。至仏山は花の百名山でもあります。
ヒィヒィいいながら登って森林限界を超えると、蛇紋岩が露出した登山道に。こちらとても滑りやすいので注意です。
それでも至る所に階段が設置してあるので、全体的に登りやすいと思います。
11時30分、至仏山山頂に到着。
虚無ですね、これは。展望ナシ!
山頂にはたくさんの人。鳩待峠からピストンで登る人のほうが多いのかも。
ここで45分程ゆったり休憩して12時15分下山開始。
下山中、振り返るとまさにロックガーデンといったご様子。
ガスが抜けていたらさらに良い景色だったでしょう。
12時35分、多少の登り返しの後、小至仏山に到着。
尾瀬ケ原と燧ケ岳が見えたり見えなかったり。
木道が敷かれているので足取りも軽い。
終始とても整備されている印象。ありがたや〜。
登りで無口だった同行者youri君もニッコニコで下山。
14時10分、鳩待峠に戻ってきました。
実は前日も山に登っていたから完全に足が棒よ。
帰りのチケットを購入し、バスに揺られて戸倉に戻りました。
個人的には初・尾瀬でしたが、こんなに良いところとは思いませんでした。
次は湿原を満喫しつつ、燧ケ岳方面も歩いてみたいなぁ、と想像を膨らませちゃいます。
さて、今回の温泉は片品村にございます「花咲の湯」です。大人1人650円。
2回目の訪問でしたが、非常に清潔のある大きな施設となっており、ゆったりくつろぐことができます。今回は利用しませんでしたが、料理が美味しかった記憶も。