朝の美ヶ原 RPGの世界を歩く。
2019年8月25日(日) 晴れ
山に行く予定だけど、直前に「なんとなく気分が乗らない」そんな時はありませんか?
理由は様々だと思います。仕事で疲れている、天気がイマイチ、特に理由はないけど…など。
今回の自分がまさにそうでした(笑)前日まで登る山が決まらない状態。
そんな時に候補に挙がった「美ヶ原」。気分が乗らない日でも、散歩気分で歩けちゃいます。
今回は、さわやかな夏の風を感じる高原歩きの模様をお届けします。
美ヶ原は、長野県松本市、上田市、長和町にまたがる標高2,034mの高原です。
日本百名山の1つに数えられており、またその山頂からは41座もの百名山を見ることができるそう。
山上は大きく開けた台地となっており、ハイキングコースが整備されているので、気軽に山歩きを楽しむことができます。
概念図で見るとアップダウンと急な登りのように見えますが、実際はボトムからトップまで100m程度しかありません。
登山口1,940m→美ヶ原山頂(王ヶ頭)2,034m
【標高差】94m 【距離】6.5km
※累積標高差約200m
〜僕らのコースタイム約2時間40分(休憩抜き)〜
山本小屋ふるさと館(7:50)→王ヶ頭(9:00)→山本小屋ふるさと館(11:05)
登山口は「山本小屋ふる里館」。今回はこの建物の隣にある「美ヶ原長和町営駐車場」に駐車させていただきました。駐車可能台数は約60台。日曜の7時30分頃到着しましたが、半分くらいは埋まっておりました。
遅い時間だと停められない可能性があるので、その場合は美ヶ原高原美術館の裏にある「美ヶ原台上駐車場」に停めるといいでしょう。こちらは約800台程のキャパがあります。
ちなみにこちらのふる里館でトイレを利用できます。1回100円なり。
歩き出すとすぐ、広大な草原が見渡せます。
早めの時間帯なので、人がほとんどいません。めちゃくちゃ気持ちの良い朝です。来てよかった。
美ヶ原在住の牛たち。人間界で言えば、都内の高級タワマン住みみたいなもんでしょう。
どこか気品を感じられる顔つきです。
そうこうしているうちにシンボル「美しの塔」に到着。
濃霧による遭難を防ぐための霧鐘の役割も担っているようです。
まるでRPGの世界に迷い込んだような景色です。
遠くに見える「王ヶ頭ホテル」と電波塔は、さながら次の目的地となる城でしょうか。
こんな見晴らしの良い美ヶ原にもクマが出るのですね〜。
ちなみにここから、高原のフチを歩く「アルプス展望ルート」に分岐しています。こっちのルートを歩く場合は、登山靴のほうがいいかもしれません。
張り出した烏帽子岩。先は崖になっています。
なだらかな傾斜の道を歩いていると、存在感を放つ王ヶ頭ホテルが近くなってきました。
風向きの影響か、周辺の木々の枝がみんな同じ方向を向いています。
9時、美ヶ原最高地点となる王ヶ頭到着!
さらに足を伸ばせば王ヶ鼻まで行けますが、今回はここまで。
王ヶ頭ホテルで休憩して引き返すこととします。
入城。なかなか良い雰囲気。
このホテルでは朝起きたら窓の外が雲海!なんてこともあるそうです。いつか泊まってみたいものです。
9時45分、帰路へ。
スタンプラリーがあったので、折角なのでスタンプを押しながら帰りました。
抽選で美ヶ原にある宿泊施設の宿泊券が当たるそうです。当たれ〜🤑
さてさて今回の美ヶ原ですが、百名山も納得の山だと思います。
標高差はほとんどなく登山らしさはありませんが、これはこれで良い!と思える山です。
今日はあんまりツラい思いをしたくないな〜って時は、是非行ってみてください。美しく広がる草原が、必ずや素晴らしい休日を演出してくれるでしょう。