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ゆるふわ登山マンによる登山&ギア情報ブログ。主に関東近郊の登山情報やギアのレビューをお届けします。

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【コスパ最強】ワークマンの「クライミングパンツ」を比較レビュー

近年アウトドア方向に舵を切ったワークマン。テレビや雑誌でもちょくちょく取り上げられているのを見かけます。弱点だったデザイン面も年々改善されていることから、今やキャンプや釣りなどのウェアにワークマン製品を取り入れている方も少なくないんじゃないでしょうか?

 

もちろん、登山でも使えるものは多いです。(シビアな環境を除いてですが)

今回はワークマンの定番商品「エアロストレッチ クライミングパンツ」登山シーンで使用する前提で見ていきたいと思います。

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スペック紹介

商品名:AERO STRETCH クライミングパンツ

紹介文はこちら。

ワークシーンや日常のアクティブシーンをサポートするField Coreストレッチ。ワークで培った仕様とこだわりのディティールが快適な着用シーンを演出します。

そして製品機能。

登山において、そして個人的に「嬉しい機能」と「なくてもいいかな」というものに分けておきます。

〇嬉しい機能

・全方向ストレッチ(130%)

・吸汗速乾

・クライミングカット

・吸汗速乾

 ・UVカット

×なくてもいいかな

・リフレクト

カラビナループ(クライミングだったらチョークバッグ下げたりできる?)

・ペン差し

 特に全方向ストレッチはなかなか具合がよく、ひざ周りの曲げ伸ばしやしゃがみ込みがスムーズに行えます。

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素材はポリエステル89% ポリウレタン11%

さらっと細部紹介

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全体はこんな感じ。ポケットは前後合わせて6つございます。

左右に一つずつ「FieldCore」のプリントがありますが、個人的には控えめなロゴマークがgoodです。

左右ポケットは特筆すべきところがないので省略(笑)

 

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右ももポケット

右のもも部分にはボタン付きのポケット。スマホなどを入れるようらしいです。

登山の時には何も入れないかな~。ここに物が入っているとせっかくのストレッチ素材なのに、突っ張る気がしますね。

 

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左ポケット下

左のポケット下にもう一つポケットがあります。左右より若干浅め。

 

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後ろポケット

続いて後ろのポケット。

左はボタン付き、右は特になにもついてません。どういう使い分けを想定しているのだろうか。

 

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エスト部分はゴムになっており楽々仕様。ベルトループもついているのでベルトも通せます。

内側に蛍光色で「FieldCore」

他のワークマンの製品で見かけたのは、外側にこのゴムが付いているパターン。もしコイツもこうなっていたら・・・買ってないと思います(笑)

 

履いてみた感じ(ノースフェイスとの比較あり)

さてさて最も重要なポイントです。

ちなみに身長180cm、体重65kgでLサイズでございます。

最近気づいたんですが、体型だけはプロ登山家 竹内洋岳さんと同じです。体型だけは。

 

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WORKMAN クライミングパンツ

あれ?思ったよりいい感じじゃない?

なんかこう、もっとモッサリしているかと思ってました。

しっかりテーパードしているし、全体的に細めのカッティングでスッキリしてます。

このへんのトレンドもしっかり取り入れているようです。

細くてもストレッチ素材でそこそこ伸びるので、ストレスも感じません

生地感としては若干薄めかな?という印象です。

 

ちなみに僕はこれまでノースフェイスの「アルパインライトパンツ」を愛用していましたので、こっちの写真と比較してみましょう。

なんとなく、ワークマンさんもベンチマークにしている気がしますので。

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THE NORTH FACE アルパインライトパンツ

どうでしょう。見た目に関しては遜色ないような。

シルエットではむしろワークマンのほうがスッキリしているかもしれない。

 

では何点か比較をまとめてみました。

 

ワークマン

ライミングパンツ

ノースフェイス

アルパインライトパンツ

金額

1,900円(税込)

16,500円(税込)

素材

ポリエステル89%

ポリウレタン11%

ナイロン90%

ポリウレタン10%

重量

344g

390g

伸縮性
デザイン
ポケット 6つ 3つ
着心地

正直に申し上げますと、ノースフェイスのアルパインライトパンツはほぼ完璧だと思います。究極のシンプルさというか、全く無駄がないんですよね。

ネックはやはり金額なんです。汚れてなんぼの登山用パンツなんですが、不意の尻セードでお尻が毛玉っぽくなっちゃった時はちょっとショックでした。その点ワークマンは1,900円という衝撃価格。8本買えちゃうじゃん…。

ワークマンすげえ…。

 

改善点とまとめ

惜しいな~ってところをいくつか。冒頭にも申し上げましたが、「登山で使用」する場合です。

 

〇ポケットはこんなに多くなくてもいい

前に4つ、後ろに2つ。正直こんなになくてもいいかなという印象。使い道に困るかも。前後で4つ、もしくはノースよろしく3つでいいかもしれない。

 

〇シンプルさを追求

ポケットもそうですが、反射板やカラビナループはいらないかもしれません。その分軽量化を図ってほしいところです。

 

〇左右のバランス

細かいことですが、左右でついてるポケットが違うために、着用した時に微妙に違和感を感じるんですよね。人によっては気にならないレベルかと思いますが。やっぱり腿のポケット取っちゃっていいと思います(笑)

 

〇ブランドロゴについて

これはこの製品だけではなく、ワークマン全体的な話ですが、ブランドロゴは最小限、むしろ無くてもいいと思います。「なぜここにロゴを入れてしまう?」と感じる製品が多数。モノはいいはずなんですが、正直ダサさは否めません

この際アウトドア用品のハイブランド市場にノーブランドのコンセプトで一石を投じてはどうだろうか?と考えた次第です。

 

とまぁここまで散々言いましたけど、この製品に関しては値段とか諸々踏まえると、

めちゃくちゃ良い!この一言につきます。

細めのシルエット、主張少なめのロゴ、履き心地。この値段でこの仕上がりは驚愕です。色違いで買ってもいいくらいですね。おすすめです。

 

※実はこのコロナの状況下でフィールドでこのパンツを試せていません。ですが、ちょこっと履いて歩きまわった感じでは十二分に山で使える代物だと感じました。

また登山ができる状況になり、何度か試したら再度レビューするかもしれません。