まるで異星な那須岳へ ー朝日岳〜茶臼岳ー
2019年5月25日(土) 晴れ
噴煙を吹き上げる茶臼岳、赤茶色のワイルドな山容が特徴的な朝日岳。6年前に一度登った際に見たその景色は、非常に印象深く残っていました。
今一度その景色を見に行こうと、会社の有志を集って那須岳に登ってきました。
栃木県那須郡那須町に位置する那須岳は標高1,915m、日本百名山のひとつに数えられています。
ちなみに那須岳というのは、深田久弥氏の定義によれば、「那須五岳の中枢を成す茶臼岳、朝日岳および三本槍岳」のことで、つまり総称なんですね。今回はそのうち、茶臼岳と朝日岳に登ってきました。
登山口1,462m→茶臼岳山頂1,915m
【標高差】453m 【距離】6.1km
〜僕らのコースタイム 3時間5分(休憩抜き)〜
峠の茶屋(7:55)→剣ヶ峰(8:50)→朝日岳(9:15)→剣ヶ峰(9:55)→茶臼岳(11:00)→ロープウェイ山頂駅(11:40)
7時20分頃にはロープウェイ前の駐車場に到着しました。なんとか駐車できましたが、次から次へと車が上がってきておりました。多分もうちょっと遅かったら、もっと下の駐車場に停めるハメになったかも・・・。人気の山ですので、早め到着をオススメします。
ロープウェイ山麓駅でトイレを済ませて出発!
ロープウェイを使えば茶臼岳の9合目まで運んでくれます。
ちなみにこの日のロープウェイの始発は8時30分でした。我々は下りだけ使わせてもらいます。那須ロープウェイHP
8時 那須岳登山口
雲ひとつない快晴。展望が望めそうで大変楽しみ。
歩き始めて15分、もう視界が開けました。最近のなろう小説並みに展開が早い。
下調べした通り、峰の茶屋手前には雪渓があります。でもほとんど溶けてますね。
アイゼンなどは必要ありません。
8時35分 峰の茶屋到着です。ここは茶臼岳と朝日岳の中間地点となっています。
風の通り道となっているらしく、たびたび強風が吹くとのこと。この日も時間帯によっては帽子が飛ばされそうな風が吹いていました。
我々はまずは朝日岳の山頂を目指します。
朝日岳への道のり。鎖場が多く、アスレチック感がある道を進んでいきます。
前に登った時も思ったんですけど、この景色を見るとビッグサンダーマウンテンを思い出すんですよね〜。
9時10分 隠居倉&三本槍岳方面との分岐。
見晴らしの良い広場がありますので、ここで休憩もアリですね。
9時15分、朝日岳山頂に到着〜
山頂のミニ鳥居が可愛らしい。その後ろにはドーンと茶臼岳の山体が広がっております。
景色を堪能したかったのですが、そそくさと退散。なにせ小虫が多い!!人が集まってるからでしょうか、茶臼岳も山頂だけは虫が多かった・・・。
下山して次は茶臼岳を目指します。右は切れ落ちてますので、クサリを掴んで慎重に。
荒々しい岩肌から茶臼岳に伸びる登山道。ここが茶臼岳が一番カッコよく見えるポイントだと思いました。
峰の茶屋に戻ったら軽食タイムです。
振り返って朝日岳。こうして見るとなかなか急峻な山。
ケルン積んであると撮りたくなるマンです。
草木の全くない、砂と岩の世界。この異星感が火山の醍醐味かもしれません。
11時 2つ目のピーク、茶臼岳山頂に到着!(虫多い😂)
山頂は噴火口らしき窪みを囲うように広く、所々で漂う硫黄のニオイが活火山であることを認識させてくれます。
景色を楽しんだら下山開始。富士山みたいな景色の中を下っていきます(富士山登ったことない)。
11時40分、ロープウェイ山頂駅に到着。お疲れ様でした。
ロープウェイは20分間隔で運行しています。950円で片道切符を購入して、駐車場まで運んでもらいます。
茶臼岳はロープウェイのお陰で1時間もかからず登れます。実際観光客の方も多くいらっしゃいました。しかし、茶臼岳からさらに足を伸ばせば素晴らしい景色が待ち受けています。ぜひその先も知ってほしい、そう思える魅力がある山でした。
さてさて、下山後の温泉は那須町にある「金ちゃん温泉」に行きました。那須と言えば「鹿の湯」ですが、シャンプーとか使いたいのでね〜。
こちらのお湯は、お肌つるつる系の温泉でした!施設はとても綺麗で、この日は人もいなかったのでとてもゆったり過ごすことができました。
看板もなく、場所が非常にわかりづらいですが、確かに存在します(笑)Google Mapを頼りに是非行ってみてください。