【山と道】ウルトラライトなバックパック【MINI】
最近山に登らずに持ってるギアのレビューばっかりしてる気がするけど、たぶん気のせいだぜ!
こいつを背負えばおしゃれハイカーの仲間入り!軽量バックパックを展開している山と道さんの「MINI」をレビューします!!
まずは基本スペック
こちらのザック、MとLの2サイズから選択できます。
Mサイズ 身長 〜175cm
Lサイズ 身長 175cm〜 が目安とのこと。
ちなみに僕は身長181cmでLサイズを購入しました。
※Lサイズは2019年モデルから追加されたようです。
カラーはBlack Heatherをチョイス。
容量 28L~32L
重量 407g
ボディ:X-Pac LS07 ※Black Heather
フロントポケット:X-Pac LS07 ※Black Heather
サイドポケット:Lycra twill
ボトム:X-Pac VX21
バックパネル:3D mesh / 200 Denier coated nylon oxford
本体重量400g台ということで、文句なしに軽いですね。まさにUL!
ちなみに僕の選んだBlack Heatherは407gですが、その他のカラーはボディ素材が70 Denier silicorn coated ripstop nylonとなっており、重量はMサイズ340g、Lサイズ382gということで更に軽いです。
公式サイト見ればわかることをつらつらと書いていても仕方ないので細部紹介に移ります!
細部紹介!
まずは全体感から。
とにかくこの色がお気に入り。他のザックにはないカラーだと思います。
スペックのところでも書いてますが、メインの素材はX-Pac LS07。
ポリエステルに樹脂コーティングを施した生地はサラサラとしており、防水性と耐摩耗性を備えています。
裏側はこんな感じ。中央部分がメッシュ素材になっています。
上下にスライド可能なチェストベルトとショルダーストラップ。
ショルダーパッドはどちらかというと柔らかめ?
チェストベルトにはオスプレーやノースみたいにホイッスルが付いています。使ったことはないけど・・・。
ショルダーストラップのループ。
カラビナやポーチなどを付けることができそうです。
腰ベルトは収納などは付いていないシンプルな仕様。取り外し可能です。
収納が欲しいのであれば別ですが、この容量だったら腰荷重ではないのでこれで十分かと思います。
肩荷重の場合、チェストベルトさえしっかり締めれば安定するのです。
パッキングの後、このサイドのコードを引くことによって荷物をコンプレッションします。
少ない荷物でも安定させることができます。
サイドポケットは両側に1つずつ。
かなり伸縮性があり、500mlのボトルであれば2本収納できます。
1リットルのナルゲンボトルも余裕。
表側下部にはループが2つ。
ポールループやマットなどを付けることができます。
続いて表面の特徴的なバンジーコード。
使い方は様々。濡れたウェアやパッドを丸めて固定できて便利。
そしてお待ちかねのメインコンポーネント。
ガバッと開きます。シンプルな一気室。
ホントに28L〜32L?ってくらい懐が深い。コンパクトな装備に絞ればテント泊もいける(はず)!
また、素材がへたりにくいことから、開け口を開放した時にある程度自立し、パッキングがしやすいです。細かいですが、結構嬉しいポイントですね。
背面パッドにはMinimalistパッド(90cm)が収納されており、スリーピングマットとして使用することもできます。
嵩張るマットもこのパッドで一本化して軽量化がはかれるというわけです。
ここもかなり収納力があります。
サングラスやグローブなど、すぐに取り出すものはここに入れると良いでしょう。
実際に使ってみて感じた良い点・悪い点
◯ここが良い!
「背負い心地」
上半身によく馴染みます。高い位置で背負う設計になっており、しっかりと背中について荷重が分散されている感覚です。
「収納力がある」
メイン・フロント・サイド全てに収納力があり、外側のコードが豊富なので拡張性もありそうです。
「とにかく軽い」
はじめて手に取った時、その軽さに驚きました。必要な機能を備えていて軽い、大正義です。軽さは安全に直結すると思うのです。
◯ここがイマイチ!
「メインへのアクセス」
一気室なのでサイドからもアクセスできると更に良いかもしれません。何度か荷物を掘り出しました。僕のパッキングが下手なのもありますが(笑)
「背面の通気性」
歩いているとじんわりと蒸れてきます。通気性は良くないと思います。
「価格が高い」
まぁこれは大手と比較して、と言う話ですが、この容量としてはお高いです。基本的には公式ショップで購入することになると思いますが、諸々込みで28,550円也(ひぇ〜)
おまとめ&感想
背負ってみるとこんな感じです。
28〜32Lという容量は汎用性が高く、これ1つで日帰りから1泊〜2泊までこなせる魅力があります。しかしながら、日帰りだったら20L、1泊〜2泊だったら40Lというように、シーンごとに最適な容量があるのも事実です。
そこで考えたのが「1つめのバックパック」としてもいいんじゃないか、ということ。UL(ウルトラライト)というと、どこか尖った性能を想起するかと思いますが、このバックパックはそんなことはありません。実際のフィールドでの経験を元に必要な機能を無駄なく備えている、それでいて抜群に軽い、そんな製品です。
もちろん!これから荷物の軽量化をはかっていきたいぜ!という人にもピッタリなバックパックだと思います。