【スコーミッシュフーディ】アークテリクスの傑作ウィンドシェル!!
アークテリクスのスコーミッシュフーディ。
個人的にはパタゴニアのフーディニに並ぶ、ウィンドシェルの超定番だと思っています。
実際使用してみるとその快適さは感動もの。語り尽くされている気もしますが、レビューさせていただきます!!
スコーミッシュフーディの特徴!
Arc’teryx / Squamish Hoody
クライマー、ハイカー、スキーヤーの故郷であるブリティッシュ コロンビア州 スコーミッシュは山と海辺が出会うユニークな場所。この地名に因んだパッカブルな防風フ―ディ。穏やかながら変わりやすい天候でのアクティビティには必需品であると、定評があります。Tyono™30ナイロンで作られた最先端の高耐風性素材を使用したスコーミッシュ フーディーは、軽量のわりに驚くほどの強度を提供します。超軽量ミニマリスト構造、調節可能なストームフード™、No Slip Zip™、デュアルヘム アジャスターが特徴で、ポーチ型に
引用:アークテリクス公式
サイズ:Mサイズ(180cm,65kg)
重量:140g
カラー:リゲル
参考価格:23,760円
ちなみにこちらは旧モデルとなりますので、現行モデルとは細かい部分がちょっと違います。
詳細紹介!
それでは写真で詳細を見ていきます!
写真だと伝わりにくいですが、アークテリクスにしてはちょっと緩めなカッティングな気がします。シェルですので下に着込むことを想定してるのかな。
素材としては東レの「Tyono」を使用。ウィンドシェルとしてはややしっかり目ですが、ストレッチがよく効いてます。
ポケットはシンプルに胸部分に一つだけ。スマホが入るサイズです。
袖部分。現行では廃止されていますが、ベルクロで調節できます。しっかり風の侵入が防げるので良い感じです。
ジッパー裏のフラップ。こちらも現行モデルはない模様。個人的には嬉しい気づかいです。冷たってならないし。
フードはヘルメットを装着しても問題なく被れます。
胸ポケットを裏返してコンパクトに収納することができます。結構適当に丸めても収まります。広げるとシワシワになってますが、時間経過でパリっと解消します。
着用してみた&フィールドで使用した感想
実際に着用してみるとこんな感じ。
USのMサイズですので日本でいうLサイズになります。非常に良い着心地です。
ウィンドシェルは100g以下のものも少なくありませんが、個人的にはペラペラの着心地が好みではありません。スコーミッシュフーディは着心地と重量のバランスがとても良いと思っています。
6月の蔵王山で使用してみました。
この日は風&小雨と、ウィンドシェルを試すには絶好の条件。
風は当然、シャットアウト。寒さは感じません。
また、表面には撥水加工が施してあるため、多少の雨なら問題なく防いでくれました。
登りはじめからずーっと来てましたが、快適に着ていられました。この山行ではそんなに運動量がなかったので確かなことは言えませんが、透湿性はなかなか高いと思われます。
ウィンドシェルはオールシーズン、とにかく着る機会が多いジャケット。
スコーミッシュフーディはハイキングにトレッキング、トレランからクライミングまで、幅広く使えるウィンドシェルだと思います。これからずっと使っていくことになるでしょう。
スコーミッシュフーディとそのライバルたち
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ブラックダイヤモンド / アルパインスタートフーディ
パタゴニア / フーディニジャケット
初夏の蔵王山 ~主峰・熊野岳へ~
2020年6月20日(土) 曇り/雨
東北の山は磐梯山に次いで二度目となります。東北の山は標高は2,000mに満たないですが、非常にダイナミックな景色が楽しめます!
蔵王山っていうのは蔵王連峰の山々の総称であり、蔵王山という単独峰があるわけではないのです。最高峰は熊野岳の1,841m。活火山の荒々しい景色が楽しめます。
今回は前日に山形入りをして、「ぐっと山形」で車中泊。早朝に登山口へ移動しました。
登山口1,551m→山頂(熊野岳)1,841m
【標高差】290m 【距離】6.3km
〜僕らのコースタイム2時間00分(休憩抜き)〜
刈田リフト駐車場(7:05)→避難小屋(8:00)→熊野岳(8:10)
熊野岳(8:40)→刈田リフト駐車場(9:30)
行程をご覧あれ。めちゃめちゃゆるふわです。本来は地蔵岳あたりまで行って戻ってくる予定だったんですが、悪天候のため引き返してきたのです。
刈田岳方面から熊野岳へのルートは、車道で蔵王ハイライン(有料)を利用して刈田岳山頂まで行くのが最短コースとなっております。
ですが僕らはその手前の刈田岳リフトの駐車場に停め、リフト脇を歩いて山頂を目指します。
1人乗りのリフト。ちょっと楽しそう。(下山時に乗ればよかったと後悔)
天気はというと、ガスってはいないけど高曇り。景色は見えそうですね。
7:00 稜線にでました。やや風が吹いてます。
今回のハイライトの「お釜」。
うーん、思ったよりもスケールがでかい!
お釜の色はエメラルドグリーンというよりモスグリーンといった感じ。
8:00 避難小屋
お釜のビューポイントから赤茶けた道をちょっと登ると避難小屋です。
8:10 熊野岳山頂に到着~
百名山はこれで25座目かな。
晴れてはないけど、ガスってないだけOK!!と思ってたらまさかの雨が降ってきました。一応晴れ予報だったんですが・・・。
山頂の熊野神社で30分ほど待機することに。
地元のおじさんに山頂から見える山々を紹介していただき、鳥海山、飯豊山、月山などなど東北の名山が確認できました。いつか登ると心に決めました。
待機しても雨は止まず・・むしろ強まっているような・・・
ということで、本来は地蔵岳まで行く予定ですが、ここで引き返すことに。もうちょっと山歩きを楽しみたかったけど仕方なし!!
そうと決まればさっさと下山してラーメン食うぞ!ってことでサクッと降りてきました。下山中、頭の中はどのラーメン屋に行くかでいっぱいです。
山形のラーメンといえば、ご存じ「赤湯ラーメン 龍上海」。
カップ麺で食べたことある人も多いのでは?
混んでるだろうな~と覚悟してましたが、30分くらいで入店できました。
雨で引き返して開店待ちできたのが功を奏しましたね(笑)
味・ビジュアル、ともに完成されたラーメンです。以前横浜で食べたものより断然美味く感じたな~。ごちそうさまでした!
【コスパ最強】ワークマンの「クライミングパンツ」を比較レビュー
近年アウトドア方向に舵を切ったワークマン。テレビや雑誌でもちょくちょく取り上げられているのを見かけます。弱点だったデザイン面も年々改善されていることから、今やキャンプや釣りなどのウェアにワークマン製品を取り入れている方も少なくないんじゃないでしょうか?
もちろん、登山でも使えるものは多いです。(シビアな環境を除いてですが)
今回はワークマンの定番商品「エアロストレッチ クライミングパンツ」を登山シーンで使用する前提で見ていきたいと思います。
スペック紹介
商品名:AERO STRETCH クライミングパンツ
紹介文はこちら。
ワークシーンや日常のアクティブシーンをサポートするField Coreストレッチ。ワークで培った仕様とこだわりのディティールが快適な着用シーンを演出します。
そして製品機能。
登山において、そして個人的に「嬉しい機能」と「なくてもいいかな」というものに分けておきます。
〇嬉しい機能
・全方向ストレッチ(130%)
・吸汗速乾
・クライミングカット
・吸汗速乾
×なくてもいいかな
・リフレクト
・カラビナループ(クライミングだったらチョークバッグ下げたりできる?)
・ペン差し
特に全方向ストレッチはなかなか具合がよく、ひざ周りの曲げ伸ばしやしゃがみ込みがスムーズに行えます。
さらっと細部紹介
全体はこんな感じ。ポケットは前後合わせて6つございます。
左右に一つずつ「FieldCore」のプリントがありますが、個人的には控えめなロゴマークがgoodです。
左右ポケットは特筆すべきところがないので省略(笑)
右のもも部分にはボタン付きのポケット。スマホなどを入れるようらしいです。
登山の時には何も入れないかな~。ここに物が入っているとせっかくのストレッチ素材なのに、突っ張る気がしますね。
左のポケット下にもう一つポケットがあります。左右より若干浅め。
続いて後ろのポケット。
左はボタン付き、右は特になにもついてません。どういう使い分けを想定しているのだろうか。
ウエスト部分はゴムになっており楽々仕様。ベルトループもついているのでベルトも通せます。
内側に蛍光色で「FieldCore」
他のワークマンの製品で見かけたのは、外側にこのゴムが付いているパターン。もしコイツもこうなっていたら・・・買ってないと思います(笑)
履いてみた感じ(ノースフェイスとの比較あり)
さてさて最も重要なポイントです。
ちなみに身長180cm、体重65kgでLサイズでございます。
最近気づいたんですが、体型だけはプロ登山家 竹内洋岳さんと同じです。体型だけは。
あれ?思ったよりいい感じじゃない?
なんかこう、もっとモッサリしているかと思ってました。
しっかりテーパードしているし、全体的に細めのカッティングでスッキリしてます。
このへんのトレンドもしっかり取り入れているようです。
細くてもストレッチ素材でそこそこ伸びるので、ストレスも感じません。
生地感としては若干薄めかな?という印象です。
ちなみに僕はこれまでノースフェイスの「アルパインライトパンツ」を愛用していましたので、こっちの写真と比較してみましょう。
なんとなく、ワークマンさんもベンチマークにしている気がしますので。
どうでしょう。見た目に関しては遜色ないような。
シルエットではむしろワークマンのほうがスッキリしているかもしれない。
では何点か比較をまとめてみました。
ワークマン クライミングパンツ |
ノースフェイス アルパインライトパンツ |
|
金額 |
◎ 1,900円(税込) |
△ 16,500円(税込) |
素材 |
ポリエステル89% ポリウレタン11% |
ナイロン90% ポリウレタン10% |
重量 |
◎ 344g |
〇 390g |
伸縮性 | 〇 | ◎ |
デザイン | 〇 | ◎ |
ポケット | 6つ | 3つ |
着心地 | 〇 | ◎ |
正直に申し上げますと、ノースフェイスのアルパインライトパンツはほぼ完璧だと思います。究極のシンプルさというか、全く無駄がないんですよね。
ネックはやはり金額なんです。汚れてなんぼの登山用パンツなんですが、不意の尻セードでお尻が毛玉っぽくなっちゃった時はちょっとショックでした。その点ワークマンは1,900円という衝撃価格。8本買えちゃうじゃん…。
ワークマンすげえ…。
改善点とまとめ
惜しいな~ってところをいくつか。冒頭にも申し上げましたが、「登山で使用」する場合です。
〇ポケットはこんなに多くなくてもいい
前に4つ、後ろに2つ。正直こんなになくてもいいかなという印象。使い道に困るかも。前後で4つ、もしくはノースよろしく3つでいいかもしれない。
〇シンプルさを追求
ポケットもそうですが、反射板やカラビナループはいらないかもしれません。その分軽量化を図ってほしいところです。
〇左右のバランス
細かいことですが、左右でついてるポケットが違うために、着用した時に微妙に違和感を感じるんですよね。人によっては気にならないレベルかと思いますが。やっぱり腿のポケット取っちゃっていいと思います(笑)
〇ブランドロゴについて
これはこの製品だけではなく、ワークマン全体的な話ですが、ブランドロゴは最小限、むしろ無くてもいいと思います。「なぜここにロゴを入れてしまう?」と感じる製品が多数。モノはいいはずなんですが、正直ダサさは否めません。
この際アウトドア用品のハイブランド市場にノーブランドのコンセプトで一石を投じてはどうだろうか?と考えた次第です。
とまぁここまで散々言いましたけど、この製品に関しては値段とか諸々踏まえると、
めちゃくちゃ良い!この一言につきます。
細めのシルエット、主張少なめのロゴ、履き心地。この値段でこの仕上がりは驚愕です。色違いで買ってもいいくらいですね。おすすめです。
※実はこのコロナの状況下でフィールドでこのパンツを試せていません。ですが、ちょこっと履いて歩きまわった感じでは十二分に山で使える代物だと感じました。
また登山ができる状況になり、何度か試したら再度レビューするかもしれません。
山のお財布事情 ~PaaGo WORKS TRAILBANK-S~
山のお財布事情と言っても「装備にお金がかかる」とか「交通費って馬鹿にならないよね」とかそういう話じゃありません。
読んで字のごとく、皆さんは登山の時のお財布はどうしてますか?ってお話です。
ということで今回は先日購入した、
パーゴワークスの「トレイルバンク」をレビューします!
登山の際にもお金を持ち歩くのはほぼ必須と言っていいでしょう。
トイレを借りるのにもお金がかかることがほとんどですし、山小屋で何か買うにしても基本的に現金が必要になります。当然ですが、山はまだまだキャッシュレス化は進んでいないのです。
しかしながら日常使いの財布には余計なカードなども入っていますし、何より大きくてかさばる。登山の時は小さいポーチなどに入れて対応している方が多いんじゃないでしょうか。
今回紹介するトレイルバンクは必要最低限の収納と機能を盛り込んだ登山専用の財布なのです。
まずはお決まりの基本スペック。
TRAIL BANK -S-
サイズ:110×65×10mm
おもさ:28g
主素材:330Dナイロン
カラー:ダークベージュ
特筆すべきは本体重量。たった28gでとっても軽い。
主素材はナイロンですが、別のカラーではX-PACを使用したタイプもあります。
外観はこんな感じ。一見キーケースのような見た目。
シンプルな三つ折り仕様で、マジックテープにより開閉できます。
表面はザラっとした質感となっています。
スマホと比較してもかなりコンパクトです。
お札を入れるスペースとカードを入れるポケットのみのシンプルな構成。
カードは1つのポケットに2,3枚は入れられます。
細部のこだわりとして、ラバーっぽいお札留め?がついています。
最も使用頻度が高いであろうコインポケットは裏側に配置。大き目のファスナーリングがついているので手袋をしていても開けやすいです。細やかな配慮が登山専用たるゆえん。
アウトドア用品店には様々なメーカーからトレイルウォレットが販売されています。その中でこいつを選んだ理由はやはりSimple&Usefulなところでしょう。ミニマルな三つ折りタイプ、何をどこに入れるべきか一瞬でわかるシンプルな構造。余計な機能を一切省いた潔さはまさに「こういうのでいいんだよ。」を体現したトレイルウォレットだと思います。
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【マムート】ビジネスにもアウトドアを!【SEON 3way】
僕が使っているビジネスバッグは就活の際に、大学の生協で3,000円くらいで購入したもの。
これを約8年間使っていたのでボロボロの状態。あまりにもみすぼらしいのでこの度買い替えることにしました。
マムート 「SEON 3-way」(セオン 3way)
僕の新しい相棒です。
今までビジネスバッグにこだわりもなかったんですが、買い替えるにあたってはアウトドアメーカーのモノにしようと思っていました。
やっぱり使っていてワクワクするし、耐久性もありますので。
SEON 3wayの基本スペック
☆容量 18L
☆サイズ H50×W31×D12(cm)
☆重量 1,090g
少し光沢のある表面素材はポリエステルオックス素材。ベース素材はバリスティックナイロンです。
細部紹介
外観はこんな感じ。触った感じ、少しの雨くらいだったら凌げそうな気がします。
外からアクセスできるポケットは4つ。紹介していきます。
まずは一番外側の前面ポケット。
ここにはよく使うものを入れるといいと思います。僕はSuicaや社員証を入れています。
内側にメッシュポケットもついており、こっちには家の鍵などを入れています。
背面側、ガバッと開ける「WORK」コンパートメント。
実はこのバッグ、「仕事終わりにクライミングに行くためのバッグ」というコンセプトがあるようです。
そのためそれぞれ収納スペースが仕切られているのです。
「WORK」コンパートメントは仕事用。書類の他、ノートPCやタブレットの収納スペースが設けられています。パッド入りのスリーブはクッション性があり、精密機器をしっかり守ってくれそうです。
そして最も容量が大きい「CLIMB」コンパートメント。
僕は入れる予定はないですが、クライミングシューズが入るくらいマチがあります。
現在はペンケースや折りたたみ傘などを入れています。
ちなみに「WORK」「CLIMB」のどちらにもメッシュポケットが付いています。本当に収納が多くて何を入れればいいか悩むレベル。
リュックとして背負った場合、上部にあるコンパートメント。
ここには貴重品などを入れるといいかもしれません。ポケットは浅いので容量はありません。
背面に移ると、キャリーケースに装着できるトロリースリーブが付いています。長期出張などが多い人には嬉しい機能です。
ブリーフケースとしての持ち手と肩掛け用のパッド。
リュックとして背負う際のショルダーハーネス。ワンポイントのマンモスくんがいい感じ。
使わない時は背面に収納することができます。綺麗に収まるので気になりません。
数週間使用して感じた「良かった点・気になる点」
☆良かった点
・日常の通勤から1泊2日程度の出張、普段使いもできる汎用性。
特にCLIMBコンパートメントは大きめの荷物もガサッと入れられるので便利!
・ファスナーの持ち手が大きくて開きやすい
止水ジップなんですが、滑りもいいし、大きめジップのおかげで開きやすいです。
・肩掛けスタイルがしっくりくる
ごめんなさい、これは完全に個人的な感触です(笑)パッドが僕の肩に合うのか、バックパック作りで培ったマムートのノウハウなのか、わかりませんが、しっくりくるんですw
☆気になる点
・横幅50cmはブリーフケースとしては若干でかい。
許容範囲ではあるんですが、中々幅をとります。慣れてしまうと他の人のブリーフケースがめちゃくちゃ小さく見えます(笑)
・WORKコンパートメントにもう少しマチを・・・
マチがないので書類を入れる際にメッシュポケットに引っかかる時があります。もう少し容量をさいてくれてもよかったかも。
こんなところですかねー。個人的には良い買い物をしたと思っています。これからはこのバッグが仕事のオトモとして活躍してくれることでしょう!!
ここでは紹介しませんが、3wayのビジネスバッグは今や多くのアウトドアブランドから発売されています。アウトドア好きの方は個性も出せますし、耐久性や使い勝手など製品として完成度も高いと感じます。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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