【アークテリクス】買ってよかった!秋冬の防寒【アトムLTフーディ】
登山における重要な着こなし術、レイヤリング。
重ね着をしておいて、暑かったら脱ぐ、寒かったら着る。
わかってはいても着たり脱いだりを繰り返すのは結構面倒なもの・・・。
そんなずぼらな僕にもピッタリのウェアとして、アークテリクスの「アトムLTフーディ」を紹介させていただきます!
1.化繊インサレーションという選択
登山における防寒といえば、ダウンやフリースなどが真っ先に挙げられます。
僕も時期にもよりますが、基本的には中厚手のフリースで対応していました。
しかしフリースは重量が重く、パッキングの際にかさばるのが難点・・・。
じゃあダウンでいいじゃん、と話になりそうですが、ちょっと待って。
確かに、軽さや温かさを求めるならダウンが最適解でしょう。しかしながら、蒸れや濡れに弱いのも事実。
そこで、実用性を考えた時に候補に挙がるのが「化繊インサレーション」なのです。
ダウンほどではないけど、そこそこの軽量性とそこそこコンプレッションがきく便利なやつ。そしてモノにもよるけどある程度の撥水性を持つうえに濡れても温かい。
気になってはいたけど、今まで試してはいなかった化繊インサレーションジャケットを今回購入してみました。
2.アークテリクス アトムLTフーディ
街中でもよく見かけるアークテリクス。そして高くて手が出ないアークテリクス。
一着も所持していなかったアークのウェアをこの度購入いたしました。
色はブラック。
さて、ファーストインプレッション。
「スマートなヴィジュアルだけじゃない、これは確かな着心地・・・!」
袖を通してみればわかると思います。非常に心地よい着用感。
とても軽い着心地で、着ているとじんわりと暖かくなってくるような印象です。
ちなみに、アトムシリーズにはAR、LT、SLの三種類があり、中綿の量が違います。
AR・・・街であれば、真冬にダウンの代わりとなる。最も暖かい。
LT・・・秋はアウター、冬はインナーとして。動いても熱くなりすぎない。
SL・・・ウィンドシェルに少し中綿を入れた感じで軽い着心地。保温力は低い。
僕が選んだのは中間にあたるLT。
秋口から春先まで使えて、活躍の時期が多そうなのが決め手。
北アルプスで実際に着てみた印象としては、「ずっと着ていられる」です。
ハイクアップしていても、止まっていても、適度な保温性・通気性を保ってくれると実感できました。
ちなみに着用してみるとこんな感じ。
もう一枚。(黒いから分かりづらいですね。)
身長180cm、体重68kgですが、Mサイズでちょうどいいサイズ感です。
3.シンプルなデザインと実用性
機能面はどうなっているのか。細かく見ていきましょう。
まず表地ですが、さらさらとした質感です。
表面はDWR(耐久撥水)加工が施されているため、小雨くらいであればしのげると思います。
頭のドローコードは後ろで絞れる仕様になっています。ヘルメットにも対応できます。
ポケットは両側に一つずつ。内側は暖かい素材になっているので嬉しい。
ジッパーを閉めるときにたまーに引っ掛かる時があります。
内側のポケットはある程度容量があります。スマホなどを入れるとよいでしょう。
脇から脇腹にかけてはフリース素材になっています。
これがこのウェアの抜け感に一役買っています。こいつのお陰で動いていても蒸れたり過度に暑くなりすぎない、というわけです。
ちなみにストレッチするのでアクティビティでも動きを妨げません。
丸めて収納してみました。
ダウンほどコンパクトにはなりませんが、ウルトラライトダウンのポーチに入る程度にはコンプレッションがききます。
最後にメンテナンスについて。
①ジッパーをしめたら、ネットに入れて洗濯機へ。
②手洗いモードを選び、洗剤(柔軟剤・漂白剤はNG)を投入。
③強く脱水せずに、陰干しする。
たったこれだけです。洗濯機で手軽に洗えるのは嬉しいところです。
無駄を省いたシンプルな機能性。でもこういうのが一番使い勝手が良かったりします。
4.さいごに
ダウン・フリースそれぞれに良さがあり、一つ一つの性能では敵いませんが、バランスがとれた化繊インサレーションジャケットは一着は持っていて損はないでしょう。
秋口から山でのインナーandアウターとして活躍しておりますが、街にも馴染むデザインなので普段着としてもヘビロテ状態です。(というか、現状は街でばっかり着ています笑)
春先まで活躍間違いなしの一品。オススメです。
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