いざ、登山者憧れの槍ヶ岳へ! 2日目
2018年10月8-9日(月-火)晴れ
〜2日目〜
5時。当初のスケジュールを変更して早めの起床。山荘で朝食をいただいてから、山頂を極めます。2日目も天気は大丈夫そうです。
5時55分、岩場の取り付きに到着。
山頂まではスムーズにいけば30分もかかりませんが、混雑期には渋滞で2時間近くかかることもあるそうです。この日は平日ということもあり、自分のペースで登ることができました。
アルプス一万尺の歌詞にある小槍とはコイツのこと。登るためにはロッククライミングの技術が必要なうえ、頂上も狭いので「小槍の上でアルペン踊りを踊る」ことはほぼ不可能でしょう。
目印に従って登って行きます。
傾斜はキツいですが、補助の足場や鎖がかなりしっかりしているので安心感があります。
中間地点あたりから見下ろした槍ヶ岳山荘。朝焼けと雲海がきれい。
最後に2つの垂直ハシゴを登りきれば・・・
6時15分、ついに槍ヶ岳登頂!
山頂からの朝日。
通称「影槍」。三角すぎませんか。
山に射す光がきれい。
ここまで登ってきて良かったな〜と思える景色が広がっていました。
登山でよく言われる「達成感」って特に感じたことなかったんです。だけど今回、今までで最長距離・時間ってこともあって、登り切った瞬間はやったぞー!って感情が溢れていました。
山頂の景色を満喫したら下山です。最後まで気を抜かずに慎重に下って行きます。
ほどなくして槍の穂先から帰還。高所がダメな人はきついかもしれませんが、三点確保で慎重に進めば誰でも登れると思われます。
それから登るときはヘルメットを着用しましょう。僕が登っている時も小石が落ちてきたので、あったほうが間違いなく良いです。槍ヶ岳山荘で1回500円でレンタルできます。
7時15分。
さらば槍ヶ岳、またいつか。
準備を整えたら下山開始。登りのスロースピードは何だったかのかと思うほど、下りはグングン高度を下げて行きます。
8時20分、あっという間に千丈沢乗越分岐に到着。
一度ルートを間違えそうになるハプニングがありましたが、その後も一定のペースを保って進んで行きます。
今日で小屋仕舞いになる槍平小屋で大休止。滝谷出合もビビりながら突破。
めちゃくちゃ飛びますが、11時30分白出沢。ここからは平坦な長い林道をさっさか歩きます。
そして13時。新穂高登山指導センターに戻ってきました。
さてここからは最低限の荷物だけ持って、自分一人で鍋平駐車場に車を取りに行くことにしました。30分程の道のりなんですが、ここにきての登りが一番キツかった(笑)ここを北アルプス三大急登に認定します。
最後に新穂高登山センターの奥に見える「奥飛騨の湯」で汗を流して帰路につきました。
はじめての槍ヶ岳は控えめに言って、サイコーの山でした。思い出に残る山行となりました。
最後に参考として、「槍平ルート」について記載しておきます。
1日目の記事でも触れましたが、この「槍平ルート」は上高地からの「槍沢ルート」に比べ、時間も距離も短縮できます。景色は槍沢ルートに軍配が上がるようですが、こちらは人も少ないためペースを作りやすいですし、マイカーで登山口まで行けるためアクセスも容易です。1泊2日の行程であれば優秀なルートと言えると思います。